五紀暦(ごきれき/The Five Ages - An Eorzean Chronology)
注:the Lodestoneのフォーラムにおいて、 「ゲーム中で書名が「五紀歴」となっているが、これは「五紀暦」の誤りである」 と公式のコメントがあった。 本項はこれに従うものとする。 →http://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/10383
第六星暦233年、シャーレアンの占星術師リューフォンにより書かれた書物。
各国のソーサラーギルド(リムサ・ロミンサの巴術士ギルド、ウルダハの呪術士ギルド、グリダニアの幻術士ギルド)の受付で読むことができる。
「各都市で独自に用いられていた暦を統一する意図の下に著された」とされる。
英語版の記述に拠るならば、筆者が神学者にして天文学者であるにも関わらず、執筆の目的は科学や祭祀向けの研究ではなく、「各都市に伝わる歴史の編纂に必要な年号の統一」への興味からの研究であるように読めるようだ。
「五紀暦」の内容 編
『五紀暦』序文と5篇の章より成る古書のようだ。
ゲーム内ではその一部を読むことができ、読むことができる内容を見る限り、その内容は「エオルゼアの暦法」についてである。
「……」で終わる序文や各章の後半を含め、このブ厚い本の読むことのできない部分に何が書かれているのかは謎である。
エオルゼアの暦法の詳細については該当項を参照。
英語版の記述においては、5章「神暦」の章の「第六星暦の前の時代第六霊災は大洪水の時代であった」という話題と共に、「神暦の6つの時代は元素の順に訪れた*1」と読める記述がある。素直に読むと神暦の1回目から5回目までは水以外の各属性が連想されるものであったのではないかとの想像ができるだろう。ミコッテがエオルゼアに渡ってきたとされる「大氷雪時代」も、そういった時代を指しているのかも知れない。
属性の関係から水の前は氷、即ち第五霊災こそが大氷雪時代だったのか?第七霊災とはアマルジャ族台頭による炎の時代なのではないか?などといった妄想も可能であるかもしれない。
五紀?誤記? 編
注:公式より「暦が正しい」とのコメントがあった。本項上記注参照。本節は旧記述に従っている。
ゲーム中に読むことのできる短い本文の中でも、所々「暦」と「歴」の混同が見られる(序文の説明と実際の章名等)ため、書名がゲーム中の記述どおり「五紀歴」で合っているのか、正しくは「(中国で極短期間使用されたとされる暦法と同名の)五紀暦」であるのかは不明である。
特に「神歴」の章の異質性、すなわち、
- 序文において神歴は「神々の司る悠久の『歴史』」であるとされている
- 第5章「神歴」の章本文では、ただ「星暦」と「霊災」の2つが繰り返されるという点に終始してそれ以上の暦法が語られていない(端的には1神歴が何人暦であるか、何年であるかが明示されない)
等、「暦」の字に統一するに躊躇する要素もあり、「五紀」が何を指しているのか特定できない現状では判断できない。
中国の五紀暦に於いて五紀は暦を決定付ける5つの要素と言った意味であるらしい。エオルゼアの五紀歴においても暦を構成する要素として5つの章が当てられており、同様の意味である可能性がある。
一方で、英語タイトル「The Five Ages - An Eorzean Chronology」からは、この本が「第六星暦以前の『5つの時代』について語る本」であるとの想像が可能である。
歴史を語るための便宜や根拠付けの副産物として都市毎に異なる暦を統一しようとしたものであって、現代のソーサラーギルドないし冒険者の興味がその副産物の方にのみ向けられた結果、暦の本であると認識されている、との可能性も考えることができるだろう。
参考 編
現実の五紀暦(ごきれき)とは、かつて中国の中国暦として、また日本で使われていた太陰太陽暦の暦法である(→Wikipedia:五紀暦の項より引用)。関連項目 編
【エオルゼアの暦法】- *1
- Since the peace among the Twelve was broken and life was created to wage thire wars, six cycles of the Eras have come to pass in keeping with the elemental order. The Sixth Umbral Era belonged to the waters, as heavy rains fell and the seas rose high, submerging and cleansing all in a great deluge.