シルフ族(しるふぞく/sylph)
黒衣森にいる民族
黒衣森」深くに棲まう小柄な民で、木の葉をまとった人形のような愛くるしい姿をしている。

基本的には他の種族に対して友好的で、クリスタル交易を通じて、積極的に外部と交流してきた。
しかし、黒衣森に侵略者「ガレマール帝国」が進軍してきたことで、急速に態度を硬化させたようだ。

the LodestoneファイナルファンタジーXIVの世界~PRIMALS AND BEASTMEN」より)

LEGACY期においては、蛮神を呼ぶ能力が指摘されていた一方で「シルフ族は神を呼びだすつもりはない」と語るNPCシルフ族が登場していた。
実際のところどうだったのかは不明だが、新生エオルゼアの公式サイトを見る限り「蛮神を呼ぶ蛮族」として登場することになりそうだ。

新生では、蛮神ラムウに従う(テンパード、信者になった)シルフと、(テンパードされていない)他種族との友好関係を模索するシルフの2つの勢力に分かれている。このうち、後者のシルフ達は黒衣の森・東部森林にあるシルフの仮宿に住んでいる。

LEGACY期の情報

人間に近い容姿ではあるが、その緑の肌や等身の低さ、空を飛ぶ姿は、いわゆる人間と見間違うことはないだろう。

主に東部森林で見られる他、クエストやギルドリーヴでは、シルフ族の商売に協力したり、シルフの不良集団を討伐したりする機会もある。

過去にはクリスタルの商人としてウルダハにも出入りしていたが、ガレマール帝国蛮族認定の政策と関連して、10数年前に砂蠍衆ウルダハからの排除に乗り出した*1ことで、ウルダハでシルフの姿を見ることはなくなった。

特徴のあるしゃべり方をするものの、人と言葉を交わすことができる。
神ちゃまを呼ぶ気は、なはいのふっち。
神ちゃまを呼ぶと、怖いのほでふっち。

生態

「めくらまし」の技を持っており、ティノルカ東部森林と言う帝国軍の最前線にあっても目を欺くことで生き延びているという。

「いたずら」が市民の脅威となることもあり、グリダニアではギルドリーヴで討伐依頼が発行されることもあるが、一方では都市に生活している者も存在し、人間と商取引を行なうような者もいるようだ。

黒衣森ティノルカ東部森林には、シルフ族の集落と思われる地域があり、村のような施設を見る事もできる。

クエストにあるエピソードからすると「ゆりかご」と呼ばれる「卵のようなもの」がシルフ族の命運を握っていたようだが、一つの卵に一人が入っていて、内側からコツコツと割り出て生まれて来るのか、あるいは魔法的、象徴的なものであるのかは不明である。

グリダニアのプロスペルランの話

鎮守の森に住まう、木の葉をまとった人形のような姿の民族だ。
その愛くるしい外見とは裏腹に、森に分け入った旅人や園芸師が、彼らによって恐ろしい目に遭わされる事件が相次いでいる。
「細々とだが我が国と交流もあり、敵性民族とは認定されていないが、何分にも我々とはかなり異なる倫理観を有しており、
組織としてのまとまりにも欠けるため、外交的な交渉をしてもあまり意味がない。
仕方なく討伐隊がしばしば派遣されるのだが、目だった功績は上げられていないのが現状だよ。

英語表記

英語表記は「sylph」。「風の精霊」としてファンタジーなどでそれなりに知名度がある。文中では頭文字も小文字で表記されるようだ。
一方、ミスリルアイの英語版に拠れば「シルフ族の」という表現はsylvanとなるとされている。
sylvanとは英語では「silva(樹木)の」、「森の住人」、「森の精」とされているようで、「(パラケルススの唱える)風の精霊」とは若干ニュアンスが異なるようにも思われる。
何れにせよ語源が由来不明の造語であるとも考えられるため明らかな間違いとも言い切れず、「エオルゼアシルフ族はsylph、シルフ族の、という表現はsylvan」と割り切るべきかも知れない。

関連項目

蛮族】【黒衣森】【ムーンスポア・グローブ】【決死の救出作戦】【露華連討伐
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