砂師(すなし)
「川砂」や「海砂」を作り続ける様子を揶揄した調理師の呼称。あるいは蔑称。

サービス開始当初は食事効果が実質上ブラックボックスだったこともあり、特定のメディアや特定コミュニティで紹介されたごく一部のものを除き、料理の認知度や需要は低く、当然供給も多くはなかった。
作るべきものがない調理師達の興味は、経験値(修練値)稼ぎに向かうより他なく、「川砂」や「海砂」製作のレシピが、

において際立って優秀であったこともあって、使いもしない、売れもしない砂*1を、ひたすら製作していた。

砂師」とはこういった状況を指して、揶揄、または自嘲として使われた表現である。

patch1.22による環境の激変

patch1.22の大改修で、すべての料理及び食材について以下のような変化があった。
  • 食事を食べた際のステータス増加量、及び増加上限値の記載
  • 食事効果中習得経験値増加(全料理一律3%上昇)

効果が明文化されたことで、「低Lv用料理は高上昇率、効果上限小、高Lv用料理は低上昇率、効果上限大」等、料理毎の住み分けも明確化され、特定の食事のみが売れていた状況が改善、経験値稼ぎや高ランク向けコンテンツの際に使用されることも多くなり、料理の需要は単純に増加している。

また、宿屋の実装によるレストボーナスの追加、新規メニューの追加、一部料理のレシピ調整といった周辺状況も手伝って、砂を作り続けることの優位性は相対的に低くなって来ている。
尋常なペースでプレイする限り、ローカルリーヴや本来の意味での料理製作に力を注ぐ方向でも経験値的遜色はなく、心理的負担など、敢えて目を背けて来た「砂を作り続けるデメリット」を無視する理由は最早なくなっているのではないだろうか。

砂師」という呼称や経験値偏重のスタイルが根絶されることはないかも知れないが、調理師全てを揶揄、あるいは自嘲気味に使われていたそのニュアンスは薄れて行くことだろう。

参考

魚分解」レシピが追加された際には魚介類が注目を集めたものの、料理の扱いや調理師の扱いが変化することはなかった。
patch1.19ではラノシアリージョナルリーヴ報酬で完成品の料理が大量に提供された際は、手製料理を作る動機はいよいよ希薄になった。パッチ1.19実装直後、一部食事を使用した際、ステータスが大幅に上昇するという事例が発生、「ついに砂師時代終焉のときか・・・!?」と期待に胸膨らます調理師達だったが、後日それは不具合だということが発表された。

関連項目

調理師】【マスク師】【魚分解
*1
川砂、海砂は「細砂」の原料であり、不足しがちなシャードクリスタルを分解して得る錬金術レシピの需要はあったが、patch1.18以前は川砂、海砂が採掘のハズレアイテムとして大量に獲得可能だったため、それらを得るためにわざわざ製作の手間を掛ける必要ほとんどなかった。patch1.22現在の公式レシピで「細砂」を使うものはわずかに「ヴィンテージホーバージョン」のみとなっている