グランドカンパニー復古祭、始まる!(ぐらんどかんぱにーふっこさいはじまる)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「ミスリルアイ」の一つ。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
グランドカンパニー復古祭、始まる! (2011/09/16) 編
瞬きせず、涙を流さず、眠りもせず、多忙な貴方に代わって市場をウォッチし続ける霊銀の眼「ミスリルアイ」。そんな我が編集部が今回注目したのが、現在街路にて開催中の「グランドカンパニー復古祭」だ。
グランドカンパニー、千年の眠りより「復古」
先日、宮務省より設立が発表されたばかりのグランドカンパニー「不滅隊」が、今度は自ら広報活動にのり出している。前星暦で同制度が施行されてから、すでに千年を優に超える時が流れていることに因み、「復古祭」と銘打った祭典を主催。市民の戦意高揚を促し、募兵に弾みをつけようとの狙いだ。しかも、この復古祭、不滅隊筋の情報によれば、エオルゼア都市軍事同盟(※)の防衛条約審議会の席で開催が決定され、同時期に他国でも始まっているらしい。その裏には、台頭目覚ましい冒険者の獲得を巡る各国の激しい勧誘合戦に、歯止めをかける狙いもあるようだ。
いずれにしても、このグランドカンパニーの設立によって、帝国の脅威に対する市民の不安が多少なりとも和らぐだけでなく、昨今最大の消費者となりつつある冒険者の収入も安定。景気が上向くことは確実視されており、珍しく財界も王室と共同歩調をとり、復古祭記念ギル硬貨の発行や、祝砲の費用協力に乗り出している。
グランドカンパニーの設立を祝って街路を練り歩くもよし、商機を逃さず街路で商品を売り歩くもよし。賢明なる読者諸氏も、新しい制度に積極的に関わることで、今後のエオルゼアの未来の風を先読みしてみてはいかがだろうか?
論説委員:ハバク・アルバク
【エオルゼア都市軍事同盟】
第六星暦1561年、北東端の都市アラミゴの陥落によって顕在化した、ガレマール帝国の脅威に対抗すべく、ウルダハ、リムサ・ロミンサ、グリダニア、イシュガルドのエオルゼア諸都市で締結された軍事同盟。とはいえ、最大兵力を誇るイシュガルドが早々に条約から離脱したこともあり、各国の情報を共有する審議会の設置こそ決まったものの共同常備軍の創設には至らず、民営組織である冒険者ギルドに、蛮族対策を始めとする軍事問題を肩代わりさせてきた経緯がある。
そして今回、グランドカンパニーの設立にあたり、優れた兵士を確保するために各国が獲得に乗り出したのもまた、台頭目覚ましい冒険者であったことは当然の帰結であろうか。