ゲイボルグ(げいぼるぐ/Gae Bolg)
古の武器のひとつで、竜騎士専用長槍類
全体的に竜をかたどったモチーフ。槍頭の翼状の部品も飾りではなく、ジャンプの軌道を制御するためのものであるらしい。

性能

ステータスは旧版のものです

ゲイボルグ
RareEx
長槍類主武器
装備適正専用竜騎士
【必須】レベル50~
ダメージ値164
攻撃間隔3.9
DPS42.05
攻撃適正刺突100%
物理命中力+30
物理クリティカル命中力+30
物理クリティカル攻撃力+100
受け流し発動力+
ストアTP+30 ジャンプダメージアップ
修理可能クラス鍛冶師
修理素材ダークマターG5x1
マテリア化不可能マテリア装着不可能


命中、攻撃力、物理クリティカル命中、ストアTPなど、竜騎士に求められるほぼすべてのステータスが満たされる至高の一品。
これがあるとないとで戦力が段違いになるとの報告もあり、人によっては「ゲイボルグを持ってはじめて竜騎士を名乗ることができる」とする見方もある。

設定

イシュガルドでは、教皇庁が「竜騎士」に認定した者に対し、「ゲイボルグ」という名の槍を下賜する伝統がある。この槍は軽さと剛性を両立するために、ドラゴン族の骨を用いて作られるといわれているが、その製法は門外不出とされ、未だに明かにされていない。
→「蘇る古の武器」より

なお、冒険者が手にするゲイボルグは、イシュガルド正教の歴史に登場する[[レネット]]という女竜騎士が使用していた(らしき)[[朽ち果てたゲイボルグ]]に、新式武器[[オベリスク]]*1を組み込んだものである。

ゲロルト : レネットは、恋人を殺したドラゴン族への復讐を遂げた後、戦場となった谷に自らの槍を突き刺し、戦いの道を離れ……修道士として貧しき者に尽くして暮らした「聖女」様だ。
ゲロルト : だが、その谷も、今やイクサル族の支配下にある。「ナタラン入植地」と呼ばれている場所なンだが……探してみる価値はあるンじゃねぇか?


由来

FF11:「ゲイボルグ」から転載
ケルト神話における半神半人の英雄クー・フーリン(ク・ホリン)が、影の国の支配者である女神スカアハ(スカサハ)から授かった投槍で、敵に刺さると体内で穂先が30に分裂し、いかなる敵にも致命の傷を与えるという。また、

「ゲー・ボルグの使い方は次のようにするのだった。その槍はまず、足をもって敵に投げつけるのだった。そして投げつけられた槍は敵軍の中へはいっていく。するとその槍から無数の鏃がとび出して、敵軍の一人残らずつき刺さるのであった」
(『世界神話伝説体系40 アイルランドの神話伝説〔1〕』)

という記述も見られる。

絶大な威力を持つ武器ではあるが、その威力により、息子を殺し、親友を殺し、最後には持ち主であるクー・フーリン自身の命をも奪った魔槍*2

ちなみに、クー・フーリンとはフーリンの犬という意味である。
その由来は、領主フリンの番犬を、素手で殺してしまい、その償いとして、番犬の代わりをする事となった。その為、フリンの犬と呼ばれる様になったのである。なお、幼名はセタンタと言う。

他作品

他のファイナルファンタジーシリーズにおいては、序盤に出てきたり最強クラスの槍だったりと扱いはまちまちである。
FF11では実装当時最大のD値と(実用レベルの武器では)最長の間隔を持つ個性的な槍として登場し、竜騎士プレイヤーの議論の的になったとか。

関連項目

古の武器】【竜騎士
*1
雄略のマテリガ2個をつけたもの
*2
クー・フーリンは槍を3度投げ、投げ返された3本目の槍で致命傷を受けた。このためゲイボルグは槍そのものではなく、「槍を扱う方法」とする見方もあるようだ。
本記事に対して情報がある方は下記コメント機能をご利用ください。