シュポシェの霊窟/ネタバレ(しゅぽしぇのれいくつねたばれ)
シュポシェの霊窟は何かと不自然なダンジョンである。

不思議な背景

シュポシェの霊窟は、リムサ・ロミンサの「目と鼻の先」にありながら海賊団「断罪党」の影響下にあり、入口にはアスタリシア号で見かけるような各種海賊勢力のメンバーが常時たむろしている。
断罪党は、国軍・警察に相当する「バラクーダ騎士団」と敵対するとされているにも関わらず、キャンプ・ブラックブラッシュ駐在のイエロージャケット達やリムサ・ロミンサ本国から看過されていることになる。

ダンジョンに誘導するクエスト「霊窟にて待つ試練」や、グランドカンパニーと浅からぬ関係にあると思われる各国冒険者ギルドが、よりによってアスタリシア号スタッフへ誘導している。

宝箱があることやカギのありかまでわかっているにも関わらず、海賊団で最大勢力である断罪党が直接に動こうとしていない。それどころか、他国の使者を名乗る者に協力すら惜しまない。

……などといった様々な不思議な背景を持つ。

霊窟にて待つ試練」で語られるストーリーや言葉の端々を見る限り、何か「踊らされている」印象が漂う。

洞窟へ入る前は必ず「フ・オンゴ」に、一声かけるのだぞ。
入った時間がわからんと、実力が正確に測れない……
 
……いや、それはこちらの話だ。お前には関係がない。 どうでもいいところを気にしている暇があるならば、 さっさと準備を済ませて出発しろ!
――アスタリシア号断罪党メンバー「ハストフワブ」――

なんで、魔物がカギを食っちまったのかっていうと……こっから先は秘密さ。
 
どこかのお偉方からの指示で、誰かさんが健気に 仕込んでるのかもしれないねえ……
――シュポシェの霊窟前で警備する断罪党メンバー「フ・オンゴ」――

想定される仮説

端的に言えば、冒険者海賊団など、グランドカンパニーのメンバーとなりうる人材の育成や人材の発掘を目的とした断罪党が暗黙的に買って出ていると思われるフシがある。

  • 断罪党首領ヒルフィルは、「荒波を撃ち抜く弾丸」でブレイブハート号船上での会談の結果、提督の出方を見つつも、表立っては協力しないことで各海賊団の面子を保ちつつ、グランドカンパニー全体に遠まわしに協力することにした。発見した人材が断罪党に入るならそれもよし。
  • 宝に引き寄せられるだけの海賊であればそれもよし、背景にまで思いを巡らす者がいても、海賊達の顔役「断罪党」首領の意向であることまで判れば、表立って反対するより騙されたフリをして自己鍛錬と宝箱の報酬を求め、断罪党グランドカンパニーに拾われる方が得策と考える……。
  • 提督も暗黙的にその趣旨を理解し賛同した。

……といった背景があったのではないだろうか。……ないかも知れないが、文字通り断罪党があんな場所、あんな少人数で営業してるのだとしたらそれはそれで、提督黒渦団バラクーダ騎士団って……。

ちなみにpatch1.18b以前も入口を封鎖していたのは、フ・オンゴ女史である。

関連項目

シュポシェの霊窟】【断罪党