ゲルモラ

ゲルモラ(げるもら/Gelmorra) / 逆引
黒衣森の地底にあったと考えられる都市。
「地下都市ゲルモラ」と呼ばれる。

週刊レイヴン(2011/11/22)の記事に次のような記述で登場している。
かつて我らの祖先は、精霊を恐れ地下の穴蔵に隠れ住んでいた。地下都市「ゲルモラ」時代のことである。そこから長い年月をかけて、幻術士たちが精霊との対話を成功させ、森に住まうことを許されたのだ。だが、そのような長い歴史の中でも、大精霊が「汝らの森」と表現したことは、一度たりともなかった。その言葉の意味は限りなく重い。

また、「世界設定チームよりコメント」として

幻術という魔法体系はグリダニア(および、その前身であるゲルモラ)で、発展してきたものになります。そのどちらの都市においても、ノフィカを守護神として、特に大切に扱ってきました。そのため、これらのアビリティノフィカを示す語を使用しております。
(→公式フォーラムのスレッド:幻術師のアクション「女神の〜」に関してより)

といった発言もあり、グリダニアとの連続性や信仰等、その実像に迫るヒントが提供されている。

参考

英文の記事も参照するとより詳しいことがわかる。
Our ancestors once lived in fear of the elementals, concealing themselves within caverns that they might elude the wrath of the forest. This was in the age of Gelmorra, the subterranean city that was home to the first folk who dared set foot in the Twelveswood. Over time and through unceasing effort, the art of conjury was refined, and our cave-dwelling forebears finally succeeded in communing with the elementals. So it was that man was permitted to abide beneath the canopy of the forest, rather than within the dark of the earth.
 
意訳:ゲルモラ鎮守の森へ最初に入植した勇気有る我々の祖先が、森の怒りを恐れ、精霊の脅威を避けるために住み着いた洞窟都市。
洞窟での年月を経て幻術の技術が洗練されたことで精霊と対話できるようになった。
そして洞窟を出て森で暮らすことが許された。


英文を照らし合わせると、少なくとも「黒衣森グリダニア人が入る前からそこにあり、長らく人が住まない地だったであろうこと」が「オリバー・グッドフェローが『祖先』と呼ぶ昔のグリダニア人たちは、不本意ながら黒衣森に入植せざるを得ない事情ができたらしいこと」が読み取れる。
時代は不明、信憑性も不明だが、シェーダー族フォレスター族の歴史で語られた短い物語の一端や、語られない側面や歪められた側面を垣間見ることができる。

所詮ゴシップ誌の記事であり、ウワサの類に過ぎない可能性もあるが、時期や文脈を考えると新生FFXIVに登場するか、あるいは近い将来に新たなダンジョンが公開されるなどと穿った見方をしてもよいかも知れない。

関連項目

週刊レイヴン