愛しのマイチョコボ(いとしのまいちょこぼ)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「ハーバーヘラルド」の一つ。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
グランドカンパニー特設ページ 更新 (2011/10/25) 編
愛しのマイチョコボ
イシュガルド遂にチョコボ輸出再開へ
我らが母なる海はすべての陸に通じ、我らが家たる船は遠き隣人の声を運ぶ。
さて、今週リムサ・ロミンサに入港した船は、どんな報せを届けてくれたのだろう?
港を泳ぐ最新の話題を、船乗りの情報誌『ハーバーヘラルド』が釣り上げる!
ある少年の失望
昔話をしよう。私の父は港の荷運び人で、稼いだ金は片っ端から酒に費やす最低の飲んだくれだった。そんな父が、どういう風の吹き回しか「チョコボの卵」を買ってきたことがある。私がチョコボをほしがっていたからだ。
大喜びした私は、懸命に卵を温め続けた。そして2週間後、生まれたのは丸々としたドードーのヒナ……。幼かった私は大いに失望したが、大人になった今なら解る。チョコボの卵は、飲んだくれ風情に買える代物じゃないとね。
チョコボ輸出再開
エオルゼアにおけるチョコボの一大産地、イシュガルド。事実上の鎖国政策を布く同国は、チョコボ数の減少を理由に、その輸出を長らく制限してきた。ところが、このほど輸出の再開を決定。この話題に喜んだのは、チョコボ不足で苦境に立たされていたレンタルチョコボ屋たちだけではない。何せイシュガルドに対して輸出の再開を働きかけたのは、黒渦団をはじめとする三国のグランドカンパニーなのだ。
帝国軍の動きが活発化している現状では、広範囲を素早く偵察できるチョコボ騎兵の存在は重要だ。そこで各国は共同でイシュガルドと交渉し、輸出再開を認めさせたらしい。
とはいえイシュガルドの連中も馬鹿ではない。輸出対象をオスに限定して、他国が繁殖できないようにしているのだ。この問題に対しては今後も交渉を続けるという話だが、もう一方で別の動きもある。
どうやら黒渦団からナルディク&ヴィメリー社に対し、チョコボ用の新式装甲の設計が依頼されたらしい。チョコボの装甲化を進め、陸上戦力の強化を図る狙いだろう。
新式装甲の重チョコボ騎兵……想像するだに何とも勇ましいではないか。思わず子供の頃を思い出し、マイチョコボがほしくなるのも無理ない話だろう?
ピーター・ウィンソム