シェルダレー諸島渡航制限へ(しぇるだれーしょとうとこうせいげんへ)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「ハーバーヘラルド」の一つ。
the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。

グランドカンパニー特設ページ 更新 (2012/07/25

シェルダレー諸島渡航制限へ
各都市の将兵が港に集まる理由とは?

港に集まる屈強な将兵たち

最近、リムサ・ロミンサの港にて、屈強な連中がたむろしている姿を見かけたことはないだろうか?
粗野な海賊たちじゃあない。黄色や暗色の軍装をまとい、さっそうと軍靴を鳴らして闊歩する連中……。そう、グリダニアの「双蛇党」やウルダハの「不滅隊」の将兵たちだ。
彼らが何のために、我らが海都へやって来たのかといえば、各都市のグランドカンパニーによる合同訓練に参加するためにほかならない。シェルダレー諸島に属すふたつの無人島、亀甲島とロックスライ島に魔物を解き放ち、実戦形式の「特殊戦教練」を行っているんだとか。
これまで遠洋漁業の中継地として、これらの島々を利用していた網倉漁師たちは、渡航制限を受けて少なからず難儀しているという話だが、危険な魔物を使った訓練は隔離された場所でやるに限る。黒渦団のお偉方も、うまいこと考えたもんだ。

民間にも広がる協力体制

島を明け渡した漁師たちのほかにも、グランドカンパニーに協力している人々がいる。
たとえば、先日、大手貿易商会の「ブルゲール商会」は、大量の武器グランドカンパニーに無償提供したと発表した。それも普通の武器じゃあない。
ここ最近の武器価格の乱高下を受けて、遙か海の向こうサベネア島の自由都市「ラザハン」から特殊な武器を輸入したそうだ。なんでも、彼の地の石工たちが巨人石(※)を削って創り上げた、伝統的な近東様式の武器なんだとか。筆者は、港での取材中に訓練帰りだという「双蛇党」の士官から、真新しい石剣を見せてもらったが、なかなかの業物に見えた。
ガレマール帝国との決戦を前に、にわかに広がりを見せ始めた協力の輪。この輪をさらに広げ、各々の力を結集すれば、必ずやエオルゼアは勝利を得ることができるだろう。

ユマ・モルコット

【巨人石】
サベネア島で採石される硬度に優れた天然石。その名は、島に伝わる伝承に由来する。
はるか昔のこと、島を荒らす巨人を、東方からやってきた英雄が激闘の末に打ち倒した。すると、その血と胆汁を浴びた岩が巨人の力を帯び、「巨人石」に変わったのだという。

関連項目

ハーバーヘラルド】【ユマ・モルコット