国防特集 不滅隊結成を宣言!(こくぼうとくしゅうふめつたいけっせいをせんげん)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「ミスリルアイ」の一つ。
the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。

グランドカンパニー特設ページ 更新 (2011/11/22)

国防特集 不滅隊結成を宣言!
臨席した共和派砂蠍衆たちの思惑やいかに?

瞬きせず、涙を流さず、眠りもせず、多忙な貴方に代わって市場をウォッチし続ける霊銀の眼「ミスリルアイ」。
そんな我が編集部が今回注目したのが、不滅隊結成記念演説についての話題だ。

ラウバーン局長、演説をぶつ
先日、正式に発足を表明した不滅隊が、ロイヤル・プロムナードにおいて記念式典を催した。砂蠍衆が一堂に会する中、ラウバーン・アルディン局長が「グランドカンパニー不滅隊結成記念演説」をぶったのである。

詰め掛けた多数の市民を前に、ラウバーン局長はガレマール帝国の脅威を論じながら、「この状況こそ勝機であり、同時に商機である」と指摘。不滅隊への労働力、及び軍資金の投資を呼びかけた。彼自身が語ったように同局長はアラミゴ出身の異邦人でありながら、商魂たくましいウルダハ人の気質をよく見抜き、聴衆を鼓舞していたように思う。元人気剣闘士だけに、盛り上げどころを知る見事なアジ演説ぶりであったと評価できよう。

だが、編集部が注目したのは、演説者よりもその背後に控えていた砂蠍衆たちの表情である。中立的立場にあるデュララ大司教が控えめな様子であったのはいいとして、共和派のアマジナ鉱山協会フィルガイス総裁が大いに賛同の意を示していたのは実に意外であった。同氏は、採掘施設防衛の名目で自衛組織「鉄灯団」を設立した人物。共和派きっての武闘派である彼が不滅隊に全面協力するとなれば、国防面の好材料であることは間違いない。

問題は渋い表情であったテレジ・アデレジ総帥ロロリト会長といった財界の重鎮たちが、どの程度、資金面で協力するのかだろう。不滅隊に大量の資金が流入するとなれば、一気に武装面の更新が図られる可能性があり、鉄鋼関連など関連商材の値動きにも影響が出るのは間違いない。
第七霊災は目前である」といった終末論的な噂が流布する現状で経済の冷え込みを不安視する声もあるため、局長の言うとおりこの危機が「商機」となることを期待したいところだ。

論説委員:ハバク・アルバク

関連項目

ミスリルアイ】【ハバク・アルバク