ダラガブ(だらがぶ/Dalamud)
エオルゼアの南の空に浮かぶ赤い月。

かつてはエオルゼアから見える「月」に随伴した小さな赤い星であり、いわゆる月は「大月」、ダラガブは「小月」と呼ばれ、2つあわせて「双月」と呼ばれていたが、いつの間にか大月の軌道を離れて南の空に張り付き、その大きさを増してついには大月よりも大きく見えるに至っている。
patch1.22現在、大月小月双月といった呼び名は実態からかけ離れてきている。

patch1.17で「ダラガブの輝きに変化があった」と主張するNPCが現れ、クエスト「月の胸騒ぎ」、公式イベントハンターズムーン/双月の噂」で取り上げられて以降徐々にその姿と存在感を増し、それはpatch1.22現在も大きくなり続けている。

なお、「大月」の方についてはゲーム内で得られる情報が少なく、よくわかっていない。
いわゆる地球の月のように思っていてもよいようだ。

天文的な意味

NPCの言葉で「衛星の衛星」、「孫衛星」と説明される場合もある。……が、恐らくは衛星というものを2つしか知らないであろうエオルゼアの一般人の天文知識が如何なるものか不明で、鵜呑みにしてよいかは疑問である。実際のところpatch1.22現在のダラガブメネフィナに随伴しなくなり、あたかも静止衛星であるかのように南の空の一定の場所に留まるようになっている。
ダラガブは徐々に大きくなっており、patch1.22現在においてはむしろ大月よりも大きく見えるようになっている。
大きくなるにつれてその模様や形も肉眼で観察しやすくなっており、現代人からすると人工天体を思わせる突起物のようなものも観測されるようになってきている。

神話・伝承的な位置

月を十二神の一柱「月神メネフィナ」、それに随伴する月を「月神メネフィナの番犬、ダラガブ」とする表現も使われる。
大月」を「メネフィナ」と呼び習わしている可能性もあるが、ゲーム内ではダラガブを衛星「ダラガブ」と表現することがあるのに対し、明確に衛星「メネフィナ」と表現する描写はないようだ。

ダラガブとワイン

ラノシアハムレットのワイン職人は「ワインの仕込みはダラガブの輝きが強い時期がよい」と主張するが、それが年間のスケールで見た季節的な物であるのか、月齢や潮位といった月間単位の物であるのか、大気の澄み具合と言った気候的要素、あるいはもっと別な要因、また、迷信やジンクスといったものであるのかは不明である。

参考

The Lodestoneのトピックス「→ハンターズムーン/双月の噂」のイラストでは、大きな赤く丸い月の手前に黒い小さな丸い月らしきもののシルエットが描かれているが、手前のものは小突起があり、機雷、コンペイトウ、あるいはもっと端的に「デススターのような人工天体」を連想させるものとなっている。
妄想は尽きないが、その正体はいずれゲーム内で語られることだろう。
英語表記は「Dalamud」。明らかに音が違う点は興味深い。

関連項目

月の胸騒ぎ】【メネフィナ】【ハンターズムーン