人名の命名ルール:ミコッテ偏

人名の命名ルール:ミコッテ偏(じんめいのめいめいるーるみこってへん) / 逆引
ミコッテの命名ルール。

2013年3月にフォーラムにて「人名の命名ルール:ミコッテ偏」が公開されている。(→スレッド: 人名の命名ルール:ミコッテ偏

ミコッテサンシーカー

サンシーカーの個人名は、1〜2音節の短いものが多いのが特徴です。そして、スペルに「h」という文字がよく使われますが(Bhee, Kuzh, Pahsh)、これはミコッテが発話時に出す「フーッ」という猫科動物のような独特の音を現します。ただし、ミコッテ以外の種族には、発音が難しいため、一般的に名前を読むときには「h」は無視されることが多いのです。

サンシーカーの氏族名
第五霊災大氷雪時代」のこと。ミコッテたちは、獲物が少なくなった故郷を後にし、凍った海を渡ってエオルゼアへと渡って来ました。このとき渡来したサンシーカー26氏族は、偶然にもエオルゼア文字が26字あることを知ります。運命を感じた彼らは、それぞれの氏族が一文字ずつを個人名の前に頂くことにしました。
つまりヤ・シュトラの場合、「ヤ氏族のシュトラさん」という意味になります。

なお、各氏族は、それぞれ1種類の狩りに関わる生物をトーテムとして大切にしています。
以下が各氏族のエオルゼア文字(アルファベット)と、トーテムの対応表です。

アルファベット発音トーテム
Aアンテロープ(Antelope)
Bボア(Boar)
Cクァール(Coeurl)
Dドードー(Dodo)
Eサラマンダー(Salamander)
Fベア(Bear)
Gグリフォン(Gryphon)
Hギガントード(Gigantoad)
Iバッファロー(Bufflalo)
Jジャジャッカル(Jackal)
Kヒッパリオン(Hipparion)
Lヴァイパー(Viper)
Mマーモット(Marmot)
Nアルドゴート(Aldgoat)
Oモール(Mole)
Pバジリスク(Basilisk)
Qプーク(Puk)
Rラプトル(Raptor)
Sズー(Zu)
Tチャコンドル(Condor)
Uドレイク(Drake)
Vヴァヴァルチャー(Vulture)
Wウルフ(Wolf)
Xリンクス(Lynx)
Yジャガー(Jaguar)
Zジョジズ(Ziz)

サンシーカー男性の場合

サンシーカーの男性には、氏族名はつけますが家族を現す「苗字」に相当する部分がありません。それは、彼ら男性自身が家族の「源」であると考えているからです。そして、苗字の代りにラストネームとして、自らの立場を現す「ヌン(縄張りを持ち、子孫を残す父親)」と「ティア(縄張りを持たない自由人)」のどちらかを付けます。
男はすべて「ティア」として育てられます。彼らが「ヌン」となる方法は2つのみ。
1つ目は、既存の「ヌン」に1対1の戦いを挑み、勝利して縄張りを獲得する方法。
2つ目は、独力で新たな縄張りを獲得し、女性をめとって「ヌン」になるという方法。
野蛮に思えるかもしれない風習ですが、これは子供が必ず強い種から産まれるようにするためだと言われています。
なお、氏族によって差はあるものの、1人の「ヌン」に対して、10〜50人ほどの女性が家族として共に暮らすようです。なんというハーレム……。
したがって、冒険者として気ままな暮らしをする者は、ほとんどの場合、「ティア」ということになります。

ちなみに、1つの部族に複数の「ヌン」がいる場合もあります。複数の「ヌン」が女性たちと暮らし、子供を育てるだけの十分な広さの縄張りがある場合は……ですが。
そして「ヌン」=「リーダー」とは限りません。ほかに考えるべきことが多いですから。

例)オ・ラハ・ティア(O'raha Tia)
例)オ・ベン・ティア(O'bhen Tia)
例)ウ・オド・ヌン(U'odh Nunh)
例)ク・チャカ・ヌン(K'tyaka Nunh)
※命名ルール:「氏族名」・「個人名」・「ティアorヌン」

サンシーカー女性の場合

サンシーカーの女性には、氏族名と個人名に続き、家族を現す「苗字」が付きます。その「苗字」には、父親の個人名を用います。

ル・スーシモ・リキ(R'Sushmo Rhiki)という名の場合、「ル氏族のリキの娘、スーシモさん」という意味になります。

例)ン・ボラタ・ラハ(N'bolata Raha)
例)ア・ズーミン・ベン(A'zumyn Bhen)
例)ハ・ムネコ・オド(H'amneko Odh)
例)ジャ・ナンゴ・チャカ(J'nangho Tyaka)
※命名ルール:「氏族名」・「個人名」・「苗字(=父親の個人名)」

サンシーカーの名前の発音について
氏族名と個人名は、続けて発音するのが通例です。
例えば「H'amneko」という名前の場合、氏族名と個人名を分けて発音すると「H=ハ」「amneko=アムネコ」になりますが、続けて発音するため「ハ・ムネコ」となります。
ただし、友達や恋人同士など、ごく親しい間柄で会話する場合、意図的に氏族名をはぶいて呼ぶケースがあります。「フ・ラミン」のことを「ラミン」と呼ぶ、といった感じです。

ミコッテムーンキーパー

父親を中心として考えるサンシーカーの文化と異なり、ムーンキーパーは母親を中心として考えます。苗字は、母親から受け継ぐものとされているのです。そして、個々の苗字は歴史が記録される以前から(一説では第一星暦時代から)存在しているとさえ言われています。

ムーンキーパーたちは、多くても2〜3家族程度の小規模なコミュニティを築くため「氏族」という概念を持ちません。そのため、サンシーカーとは異なり、「氏族名」を持たないのです。

ムーンキーパー女性の場合
ムーンキーパーの女性の個人名は、サンシーカー男性のように短いのが特徴です。これは、母親の力強さの象徴であるとされています。なお、発音しない「H」が多くみられる点については、ミコッテ共通の特徴となります。

例)オキ・ンボロ(Okhi Nbolo)
例)チェミ・ジンジャル(Cemi Jinjahl)
例)ゴタ・ジャーブ(Gota Jaab)
例)シザ・エポカン(Sizha Epocan)
※命名ルール:「個人名」・「母親から受け継いだ苗字」

ムーンキーパー男性の場合
ムーンキーパーの男性の個人名は、女性のそれとほぼ同じになります。したがって、個人名だけ見ても性別を判定できません。
ただし、個人名の末尾に「母親にとって何番目の男児か」を示す音節が加わります。

長男:ア(a)
次男:ト(to)
三男:リ(li)
四男:セ(sae)
五男:ラ(ra)
六男:イル(ir)
七男:ヲ(wo)
八男:ヤ(ya)
九男:ジ(zi)
十男:タン(tan)
※元々、男性が生まれる確率が低いため、10人もの男児が生まれることなど、事実上ほとんどありませんが、伝統として決められてはいる状態です。

例)オキ・ア・ンボロ(Okhi'a Nbolo)=ンボロ家の長男オキ
例)チェミ・ト・ジンジャル(Cemi'to Jinjahl)=ジンジャル家の次男チェミ
例)ゴタ・リ・ジャーブ(Gota'li Jaab)=ジャーブ家の三男ゴタ
例)シザ・セ・エポカン(Sizha'sae Epocan)=エポカン家の四男シザ

関連項目

ミコッテ】【人名の命名ルール