シラディハ(しらでぃは)
ザナラーン地方にあったとされる古代都市。
いまからはるか昔……ザナラーンの地には、ウルダハのほかにシラディハという都市国家が存在しました。両者は戦争をくり返していたのですが、どちらも乾燥したザナラーン砂漠の中にあるため、厳しい自然環境にさらされ続けてきたのです。これを克服するべく、シラディハは治水事業に着手。見事、領内に大規模な水源地を発見したのです。
対する当時のウルダハは、これを奪取しようと軍勢を率いて攻め込みました。戦いは長期戦の様相を呈し、両軍ともに我慢比べの状況が続きます。しかし、ほどなくシラディハの財政が極度に悪化。戦況はウルダハに傾くかと思われました。
ここでシラディハが取った作戦は、“自国の兵士をゾンビーに変える”という信じ難いものでした。禁じ手とも言える手段で劣勢を一挙に挽回しようとしたのですが、これが裏目に。シラディハはゾンビーの制御に失敗し、都市民の大半が生ける屍と化してしまったのです。
絶好のチャンスを得たウルダハは、この戦いを“ゾンビーをザル神のもとに帰す聖戦”と位置づけ、彼らを討伐。シラディハを亡国の谷底へと追い落とし、周辺領域の統一に成功したのです。かつてウルダハと覇を競った都市国家の名残りは、中央ザナラーンのシラディハ遺跡で見ることができます。
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