人名の命名ルール:ルガディン偏(じんめいのめいめいるーるるがでぃんへん)
ルガディンの命名ルール。

2013年3月にフォーラムにて「人名の命名ルール:ルガディン偏」が公開されている。(→スレッド: 人名の命名ルール:ルガディン偏

ルガディンゼーヴォルフ

ゼーヴォルフは、古来からの伝統を守り「古ルガディン語」に由来した名前を使っています。そのため、意味が分かりにくいのですが、ちゃんとルールがあるのです。

ゼーヴォルフ男性の場合
古ルガディン語」の2つの単語の組合せによって、「個人名」が構成されています。
2つ目の単語は必ず「名詞」になり、1つ目の単語にはその名詞を説明するための「形容詞」や「動詞」などが入ります。
(個々の単語については、別ポストの「古ルガディン語辞典」を参照願います)

例)グレイントゥーム(Greintoum)の場合
「グレイン(grein)=銅の(bronze)」+「トゥーム(toum)=夢(dream)」

例)ミートミルガン(Mytemyrgan)の場合
「ミート(myte)=真ん中の(middle)」+「ミルガン(myrgan)=朝(Morning)」

例)アートマス(Ahtmhas)の場合
「アート(aht)=八つの(Eight)」+「マス(mhas)=傷跡(scars)」

【豆知識】ルガディンは「雨」を意味する「ルガン」と、「人」を意味する「ディン」の組合せで、「雨の民」という意味になります。その名は、故郷である北洋諸島が雨や霧が多い土地であったことに由来するのです。

ゼーヴォルフ女性の場合
女性の名前も、男性と同様に2つの単語の組合せによって作られています。ただし、2つ目の単語は、多くの場合、以下の8つから選ばれます。

  • 「スイス(Swys)」=「姉妹(Sister)」
    例)エルムスイス(Aermswys)=貧しい妹(Poor Sister)

  • 「トータ(Thota)」=「娘(Daughter)」
    例)クリントータ(Klynthota)=小さな娘(Small Daughter)

  • 「ウィダ(Wyda)」=「柳(Willow)」
    例)ディルストウィダ(Dyrstwyda)=渇いた柳(Thirsty Willow)

  • 「ゲイム(Geim)」=「宝石(Jewel)」
    例)ロットゲイム(Rhotgeim)=赤い宝石(Red Jewel)

  • 「ウィブ(Wyb)」=「女(Woman)」
    例)メルウィブ(Merlwyb)=海の女(Sea Woman)

  • 「レール(Rael)」=「牝鹿(Doe)」
    例)デュスレール(Doesrael)=二頭の牝鹿(Two Does)

  • 「ロナ(Lona)」=「集める者(Gatherer)」
    例)スティルンロナ(Styrnlona)=星を集める者(Star Gatherer)

  • 「ブリダ(Bryda)」=「花嫁(Bride)」
    例)ブリスブリダ(Blyssbryda)=蕾の花嫁(Blossom Bride)

●さらに詳細なルール
2つの単語を組み合わせる際に、単語のスペルと発音に変化が生じる3つのルールが存在します。

・1つ目の単語に、名詞を形容詞として使う場合は「i(イ)」を足す
例)「氷のビール」を意味する名前の場合
  「Ais(アイス)」+「i(イ)」+「Bhir(ビル)」=「アイシービル(Aisibhir)」

・2つ目の単語に、動詞を「~する者」という意味で使う場合は「a(ア)」を足す
例)「氷を砕く者」を意味する名前の場合
  「Ais(アイス)」+「Braen(ブレーン)」+「a(ア)」=「アイスブレーナ(Aisbraena)」

・1つ目の単語に、動詞を形容詞として使う場合は「n(ン)」を足す
例)「導く(導いている)男」を意味する名前の場合
  「Floer(フルール)」+「n(ン)」+「Mann(マン)」=「フルールンマン(Floernmann)」

ゼーヴォルフの姓
ゼーヴォルフの姓は、父親の個人名に、「息子」を現す「シン」か、「娘」を現す「ウィン」を足すことで構成されています。
メルウィブ提督のラストネーム「ブルーフィスウィン」を例に見てみましょう。

例)ブルーフィスウィンの場合
「ブルー(Bloe):青」+「フィス(fhis):魚」+「ウィン(wyn):娘」

つまり、「青い魚」を意味する「ブルーフィス」という名の父親の元に生まれた「娘」であることが解ります。さて、この「ブルーフィス」さん、いつか出てくるのでしょうか?

ちなみに「トータ」と「ウィン」は、どちらも「娘」を意味する単語ですが、前者は個人名のみに、後者は姓にしか使えないというルールがあります。

ルガディンローエンガルデ

伝統的な「古ルガディン語」の名前を持つゼーヴォルフに対し、ローエンガルデエオルゼアで広く使われている「共通語(※)」の名前を持ちます。それは、ローエンガルデが内陸部に移住し、ほかの種族と積極的に交流してきたからに他なりません。他種族からも解りやすく、覚えやすいように、自分たちの名前を「共通語」に翻訳したのです。
もちろん、ゼーヴォルフであっても「共通語」の通名を名乗る人もいれば、ローエンガルデでも伝統的な名前を使う人も~稀ではありますが~います。どこにでも変わり者はいる、という事ですね。

FFXIVでは「エオルゼア共通語」を現す場合、英語で表記しています。地名や店名などに英語由来のものが多いのは、そのためです。

ローエンガルデ男性の場合
ゼーヴォルフと同じく、2つの単語によって名前を構成しています。そして「自然界」から単語を引用することが多いという傾向があります。

例)トールマ・ウンテン(Tall Mountain)=高い山
例)スピニング・ブレイド(Spinning Blade)=回転する刃
例)アノニマス・ムース(Anonymous Moose)=名も無きヘラジカ
例)スティル・リバー(Still River)=静かなる川
例)アングリー・クァール(Angry Coeurl)=怒れるクァール

ローエンガルデ女性の場合
男性と全く同じルールです。ゼーヴォルフの場合、主に使われる単語が8つに絞られていますが、ローエンガルデの女性には制限がありません。
強いて言えば、「植物」にまつわる単語が使われることが多いのですが、それは「男性名に植物の単語を使わない」とか「女性名に植物以外の単語を使わない」といったことを意味する訳でないのです。

例)ブルー・リリー(Blue Lily)=青い百合
例)ウィーピング・オーキッド(Weeping Orchid)=涙を流す蘭
例)ダイビング・スワロー(Diving Sparrow)=降下するスズメ
例)サイレント・モス(Silent Moss)=静かなる苔

ローエンガルデの姓
ローエンガルデは、古くから他民族と交流しており、故郷である山岳部を出て傭兵産業や鉱業などに従事する若者が多くいます。そうした個人で行動する若者の間では、個人主義が根付いており、故郷から旅立った者は姓を捨てる人がほとんどなのです。
したがって、ローエンガルデ冒険者の多くが、個人名のみで通しています。

関連項目

ルガディン】【人名の命名ルール
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