「紅蓮祭」緊急特集 疑惑のイベント再び!(ぐれんさいきんきゅうとくしゅうぎわくのいべんとふたたび)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「ハーバーヘラルド」の一つ。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
旧the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。
紅蓮祭/ボンバードVS浴衣人間 (2012/07/30) 編
「紅蓮祭」緊急特集
疑惑のイベント再び!
我らが母なる海はすべての陸に通じ、我らが家たる船は遠き隣人の声を運ぶ。
さて、今週リムサ・ロミンサに入港した船は、どんな報せを届けてくれたのだろう?
港を泳ぐ最新の話題を、船乗りの情報誌『ハーバーヘラルド』が釣り上げる!
ボンバード各地で復活か?
読者諸兄は「紅蓮祭」を覚えているだろうか?
そう、各地に隕石が降り注いだある晩を境に、突如として出現した巨大ボム「ボンバード」を撃退するため、冒険者ギルドの連中がでっちあげた「疑惑のイベント」だ。「楽しいお祭り」に見せかけてマヌケな冒険者どもを勧誘し、ボンバード退治の決死隊に仕立て上げ……見事に撃退しちまったんだから面白い。
その「紅蓮祭」が再び開催されるらしい。
なんでも最近、前回の襲撃時に回収しそこねた「ボンバード」の灰から、続々と巨大ボムが復活を遂げているんだとか……。識者の話じゃ、各地でエーテルの属性バランスの乱れが報告されており、今回の一件も「火属性」の異常な強まりが原因とみられているそうだ。
だが、理由なんざどうでもいい。問題は、またあの巨大ボムを誰かが退治しなくちゃならないって事だ。
切り札は東方の民族衣装
しかし、あの茶番を繰り返したとして、一体誰が危険を顧みず決死隊なんぞに入ろうというのだろう?
そう思うのも無理はないが、冒険者ギルドにも秘策があるらしい。ギルドの連中は東方から奇妙な民族衣装を取り寄せ、ボム退治への協力者に配布するつもりらしい。珍し物好きの冒険者の心に訴えて、気持ちよくダマされてもらうってな算段なのだ。
不謹慎だと言うなかれ。
ガレマール帝国との決戦がひかえた昨今では、どこを向いても辛気くさい顔つきの連中ばかり。魔物退治で馬鹿騒ぎでもしないと気が晴れないってなもんだ。
ユマ・モルコット