伝説のシクサ/ネタバレ(でんせつのしくさ/ねたばれ)
「マーモットの高級粗皮」を手に入れた冒険者はアトリエ「フェン・イル」に戻り、革細工師ベリに「マーモットの高級粗皮」を手渡した。
ベリによれば「シクサ」の資料を読み返したところ、マーモットと「シクサ」の皮には、決定的な違いがあることがわかったらしい。
それを考慮して鑑定してみると・・・
しかし、彼の顔は浮かない様子だ。
どうやら、彼は「シクサ」が実在したとわかれば、たちまち乱獲されてしまうことを恐れているようだ。
ベリはそう呟き、しばらく自問したあと意を決した様子で続けてこう言った。
あまりの事態に戸惑う様子の冒険者。
質問する機会すら冒険者に与えずに、ベリは話す。
念を押すようにベリは言い、冒険者に報酬を渡した。
報酬は、サブリガである。
ベリによれば「シクサ」の資料を読み返したところ、マーモットと「シクサ」の皮には、決定的な違いがあることがわかったらしい。
それを考慮して鑑定してみると・・・
ベリ : ぼ、冒険者さん、これ……本物だよ……本物!!
ベリ : ま、まさか、「シクサ」が実在していたなんて……信じられない……!!
しかし、彼の顔は浮かない様子だ。
どうやら、彼は「シクサ」が実在したとわかれば、たちまち乱獲されてしまうことを恐れているようだ。
ベリ :今まで誰にも知られず、ひっそり生きていたのに……そんなことになったら……
ベリはそう呟き、しばらく自問したあと意を決した様子で続けてこう言った。
ベリ :……冒険者さん、今まで話したこと、すべて忘れてくれないかな……。
「シクサ」は、伝説として存在しているほうがいいんだ。
僕と君が黙ってさえいればきっと、この先、誰にも見つからずにすむと思うんだ。
あまりの事態に戸惑う様子の冒険者。
質問する機会すら冒険者に与えずに、ベリは話す。
ベリ : お客さんには、偽物だったと伝えておくから。わかったね?
さ、これは約束の印だよ?
念を押すようにベリは言い、冒険者に報酬を渡した。
報酬は、サブリガである。