タウンリポート/街角の誘拐騒ぎ(たうんりぽーとまちかどのゆうかいさわぎ)
公式の読み物として旧the Lodestoneで紹介されていた読み物、「噂のタウンリポート」の一つ。
the Lodestoneは閉鎖したため、現在は読むことが出来ない。

タウンリポーター (2012/01/26)

早耳、地獄耳のキピ・ジャッキヤです。
今回は、街で話題になっている、誘拐騒ぎについてリポートするね。

最近、誘拐事件が相次いでいるの。それも安全なはずの街の中で!
真っ先に疑ったのは、活発な動きを見せているガレマール帝国軍の関与だったんだけど……聞き込みをしてみると、みんな口をそろえて誘拐騒ぎは「最後の群民」の仕業だっていうの。

「最後の群民」なんて、初めて聞いた名前だったから、いろいろ調べてみたわ。
みんなの証言を総合すると、どうやら「最後の群民」は、独特の教理を持つカルト集団みたいね。小月ダラガブのことを、「救世神」と呼んで崇めているんだって。 ダラガブといえば、月神メネフィナ様の番犬として神話に登場する存在よ。それが神様だなんて、聞いたこともない話よね。そんなヘンテコな教理を信じているものだから、彼らのことを「邪教」って呼んでいる人もいるくらいよ。

でもね、「邪教」だって呼ばれる本当の理由は、別のところにあるの。それが最初に触れた誘拐騒ぎってわけ。
身寄りのない難民や孤児が、ある日、突然姿を消す。そんな出来事がたて続けに起こっているというの。それも赤いローブを着た「最後の群民」の信徒たちが、布教のために街を訪れるようになった頃からね。さらには、自分の娘を「最後の群民」にさらわれたって主張する人が現れたものだから、悪い噂は広がるばかり。今のところ、本当に誘拐犯が「最後の群民」なのか、真相は解らないわ。

ただでさえ「第七霊災」の噂で不安になっていたのに、今度は怪しいカルト集団と誘拐騒ぎ……。怖くて家から出られないって人の気持ちも解るよね。誰か頼もしい冒険者さんでも現れて、ズバっと解決してくれないものかしら?

とにかく、みんなも気をつけてね!
それでは、また!

キピ・ジャッキヤ

関連項目

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